no title    080125

 

もう何年も話していない君が
忘れたころにちょっとずつ
夢に現れては
たいした話もせずに
うわべだけの笑顔残してく

全てがわかっていながら
わかっているはずのこと
少しも映りはせずに
何年後になっても話すはずのない君と
どうでもいい話をくり返す

いつも笑ってるから
良い話ではあるんだろう
夢の中だけで
元気であることをふと願う

たぶん笑ってる君が好きだったんだ
会いもせずに
夢の出演権はなくさない君を
忘れたころに少し
思い出しておこう

 

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