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多くを望まずに
生きてきたつもりだけれど
「ただ生きる」ことに触れかけて
ぜいたくな毎日の存在に気づく

どんどん弱気になっていく心と
闘っても負けてばかりの体
投げ出してしまいたくもなるけれど
捨てたくはない願いは生まれて

自分以外へ望むことは減っていくのに
折りたくはない気持ちが
唯一の希望

まだ、ここにいたくて
ただ、それだけで
辛さとさえも手をつないでいようと思う

 

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